2014年度と2015年度の2年間は,松戸市の総合公園である21世紀の森と広場を対象に,公園利用の活性化について取り組みました。

通常の実習では,現状分析,課題抽出,コンセプトと基本方針の作成,空間整備と管理運営の提案の一連の成果を,パネルやパワーポイントにまとめるのが一般的です。しかし,これらの実習では,上記のようなプロセスを踏まえた上で,さらに専門家ではない市民や公園利用者に訴えかけるために,「パークマガジン」という体裁でのアウトプットを目指しました。いずれも,公園における現地調査,公園の管理者(行政)・市民団体・利用者へのインタビュー,先進事例の視察等から得られた成果を裏付けに,提案をしています。


2014年度は,公園を巡る社会社会課題に対応するために「子育て支援」の視点からの提案をまとめ「ユルリラ」というマガジンを編集しました。この成果は,(一財)公園財団が募集する「公園・夢プラン大賞2014」の「実現させた夢部門」において,最優秀賞を受賞しました。


2015年度は,公園利用の新たなマーケットの形成を意図して「20代女子のおしゃれ」の目線から「カラフル」というマガジンを編集しました。新たな試みとして,松戸市21世紀の森と広場管理事務所および(一財)Studio MOC のご協力を得て,イベント「ドコでもシアター」にて配布し,好評を博しました。

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